南予で関係人口創出ワークショップ<第1回:課題抽出編>レポート!


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皆さん、こんにちは。えひめ移住コンシェルジュの板垣です。

愛媛県には、県内のコワーキングスペース事業者がつながる団体「(一社)愛媛コワーキングコミュニティ」があり、事業者同士が相互に連携をしながら活動しています。そしてこの度、愛媛県庁の事業として、コワーキングスペースを中心に、地域課題(多拠点生活・ワーケーション・関係人口・地域活性化)をテーマとしたワークショップをを東予・中予・南予のそれぞれ各地域で行うことになりました。

関係人口創出ワークショップ

南予は、内子町のコワーキングスペース「COWORKING-HUB nanyo sign(南予サイン)」と宇和島のコワーキングスペース「UWAJIMA QUEST」のコラボ企画!

我ら南予地域では、「関係人口創出」をテーマにした全3回シリーズで、

第1回(10/20@南予サイン:地域課題の抽出

第2回(11/15@宇和島クエスト:課題に対しての解決策アイデアソン

第3回(11/24@オンライン:解決策の発表

というスケジュールでワークショップを行なっていきます。

ということで、さっそく10月20日に行われた『南予で関係人口創出ワークショップ「移住者はお客様ではない、地域をより良くする仲間だ!」』第1回目についてレポートいたします!

自己紹介からスタート

第1回目は、「COWORKING-HUB nanyo sign(南予サイン)」での開催。ワークショップに参加してくれるコワーキング会員さんや一般参加者が続々と集結しました。

内子グループ、宇和島グループの2グループに分かれ、まずは自己紹介。フリーランスのクリエイター、地域おこし協力隊、NPO支援に関わる方地域づくり団体職員などなど、多種多様な面々が集まり、このあとのワークがとても楽しみです!

次は、関係人口や移住に関する情報提供として、南予サインの運営も行なっている、(一社)えひめ暮らしネットワーク代表理事の板垣が現在の愛媛県の移住状況や移住施策について、そして、宇和島クエストを運営する(株)チェリッシュスタジアム代表取締役の大谷晶一氏より、関係人口とは何か?というお話をさせていただきました。

講演の動画はこちらから↓

この講演を通じて、移住者や関係人口は、地域の課題解決のためのスーパーマンではなく、あくまで地域が主体であるべきで、一緒に解決するための仲間である。という共通認識が参加者の間でも生まれました。

本題のディスカッション、スタート。

そして、いよいよ本題の地域課題抽出ワークショップがスタート。地域課題と言っても人それぞれ思いも違えばスケールも違うようで、さまざまな意見が飛び交っています。模造紙に課題ワードを書いた付箋をどんどん貼り付けていき、議論を深めながら、カテゴリー分けして整理していきます。

各グループから、どんな地域課題が出たかをシェアしてもらいました。

<宇和島グループ>

・若者が少ない(居る人もまちに出てこない)

・集まるコミュニティがない

・高校生はバイト禁止

・刺激(ワクワク感)が不足

・後継者がいない

このように宇和島グループでは、主に若年層が少ないことが共通の地域課題として捉えているようです。

<内子グループ>

・(入店したい)お店が少ない、個人店は観光客が入りにくい

・仕事がない

・世代間の交流が少ない

・教育について(学校の統廃合、子ども減少)

・後継者がいない

内子グループも、宇和島グループと同様に若年層が少ないことを課題意識として持っているようでした。

課題テーマ決定

その後、さらに議論を深め、次回2回目のワークショップでアイデアソンをする際の課題テーマを決定しました!

宇和島グループ課題テーマ:宇和島が好きだと言える大人を増やすためには?

宇和島のことが好きな宇和島在住の大人はたくさんいるんだけど、なかなか表立って言ってくれない。そこで、そんな大人たちが宇和島を好き!というためにはどうしたらいいか、を次回ワークで考えることになりました。

内子グループ課題テーマ:内子の文化継承するための人材不足を解決するには?

内子の伝統工芸や風景、暮らしに根付いた文化などを継承する人材が不足している。また、若者の自己実現を叶えるための仲間やコミュニティの場が足りない。それをどのような策で解決していくか、を次回ワークで考えることになりました。

さあ、課題テーマが揃いました!

今回のワークを通じて、普段あまり意識していなかった地域課題が実は身近なことだと再認識したり、なんとなく知っていた移住や関係人口についても、知識の解像度がよりはっきり高まったように感じました。

次回、2回目のワークショップ(会場は宇和島クエスト)も白熱した議論が予想されます!

3回目は、2回目のワークショップで議論した内容を踏まえたプレゼンテーション会となります。オンライン視聴ができますので、もしご希望の方はPeatixにて参加申込みができますので、お問い合わせくださいね!