令和7年度 第1回 愛媛県地域おこし協力隊導入強化勉強会-導入・募集・採用編-を実施しました

 令和7年6月27日(金)、松山市にて地域おこし協力隊の担当職員に向けた研修会を実施しました。
12自治体から19名の参加がありました。

【事例紹介】導入前におけるミスマッチを防ぐための取り組み事例

 最初に、西予市の担当職員である中村氏から、導入〜採用において特にミスマッチを防ぐ取り組みの事例について紹介をいただきました。公民館区の地域づくり活動センターが受け入れ先となり、委託型の隊員を多く受け入れてきた西予市において、ミスマッチを防ぐために行っている募集から採用までの細やかな取り組みについて伺いました。

また、西予市での地域おこし協力隊隊員経験者である山口氏の視点から、ミスマッチを防ぐ取り組み事例の解説をしていただきました。隊員目線で、自治体や地域のサポートとして嬉しかったことや支えになったこと、なくて困ったことなどをご紹介いただきました。

 お二人の話を受け、質疑応答では具体的な質問が多く出ました。

【意見交換】市町の制度運用状況の共有と意見交換

 続いて、出張サポートデスク事業の事前アンケート結果の報告と、事前アンケート結果で見えてきた県内の課題や先進的な取り組みについて、参加者全員で意見交換を実施しました。
 ここでも市町同士、取り組み事例や課題の共有を行いました。

【まとめ】地域おこし協力隊の導入・募集・採用におけるポイント

 総務省地域おこし協力隊サポートデスク専門相談員 鍋島悠弥氏より、地域おこし協力隊の導入・募集・採用におけるポイントや、適切な制度運用のために自治体担当職員が担うことできる役割について事例を交えて講義がありました。

まとめ

 職員向け研修は、地域おこし協力隊担当職員の方の制度理解やスキルアップだけでなく、参加する職員の方同士で交流が行われ、研修後も相互に相談や視察を行う関係に繋がっていることに大きな価値があると考えています。そのため、ここ数年は一方的な講義だけでなく、参加者の方からの質問を多く受け付けたり、意見交換の場を多く設けています。

 えひめ暮らしネットワークでは、今後も研修を通じ、様々な場の提供、サポートをしていけるよう取り組んでまいります。