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内子町の中心部から車で30分の小田地区は、古くから林業が盛んなまち。小田二宮邸は昭和17(1942)年に、製材所の事務所兼住宅として設立された木造古民家で、材木屋らしく、ケヤキ、マツ、サクラなどの意匠に凝った贅沢なつくりのあしらいが、当時とほぼ変わらず残っています。細部には、ガラス板がふんだんに使われ、昭和の雰囲気が感じられるようなカゴやタンスに触れることができます。
この建物は2018年に内子町役場に寄付された空き家でした。
愛媛大学や地元の地域おこし協力隊がワークショップなどで活用し始め、2020年から地元の有志で掃除を始め、2021年夏に改修が終了。2021年10月に、国の登録有形文化財に登録。たくさんの方の協力を得て、2021年11月から宿兼イベントスペースとして開店しました。
運営は小田の暮らしを楽しむサークル「おだ日和」。
「お散歩日和やねぇ、お洗濯日和やねぇ」と地元のおばちゃんたちの会話から名付けたそうです。朝食は、近隣の飲食店が地元の食材を使って味噌汁やおにぎりを提供してくれるのもじんわりうれしい。
小田らしさと昭和の暮らしを感じられるおもてなしを目指しているそうです。
地元の人にとっても、訪れる人にとっても「そろそろまた行きたいな」と思える宿です。
裏庭側沿いには小田川が流れており、浅瀬も多いため川遊びも楽しめます。
レトロな町並みの残る商店街の散策もおすすめです。
二宮邸から車で30~45分のところには、国有林の小田深山(おだみやま)渓谷があります。豊かな木々の下で川のせせらぎと野鳥の声に耳を傾け、優しい風を感じながらピクニックを楽しむこともできます。