まちづくりとはなんぞや、暮らすとは何だろう。価値とはなんだ?(迷)

まちづくりとはなんぞや、暮らすとは何だろう。価値とはなんだと? と最近迷子になってます。

内子の有志で勉強会を開いた。自分たちの将来を考えたときに、今商いをしている内子の町並み保存の価値を自分たちが知らないことが多い。自分たちの世代ももっとまちづくりを真剣に考えないといけない、その上でもっと知らないといけないことが多いのだと、最近思ってきたのです。

まず内子の町並み保存を手掛けた元公務員の岡田文淑さん(80)に話を聞く機会を得た。

岡田さんのことを詳しく書くほどまだ頭が整理できてないし、まだまだ知らないことも多いですが、まずはこの本を読めば少しわかるのではないかと思います。とても面白い本ですこれ。すごいですよね~一公務員が本になるんですから

内子の町並みはどういう方向で進んでいけばいいのか?そもそも内子の価値というのはなんなのか?私の営む内子晴れも今後お客さん対してのサービスの質を上げるためにも、表面的なことでなく、内子の本質な良さをお客さんに感じてもらうこと、そこの暮らしに寄りそえることが観光の質を上げることにつながると思っていますしやっていきたい。

ただ内子の良さはなんとなくはわかってるつもりだったけど、振り返るとちゃんと向き合えていないことも多く、内子の良さって町並み保存の本質って何だろう?って、少し迷子になりました(笑)

住民レベルに目線を置いて考える

内子の観光ってなんなんだろう?

どうやって観光客を増やすか、どういうサービスを作ることでお客さんに喜んでもらえるか?どうやって売り上げを上げる?そんなことは考えるものの、住んでいる人、町並み保存に協力してきたそこに暮らす当事者たちの目線であまりものごとを考えていなかったことに気づかされる。

そこに住む人たちの『暮らし』が残っているから、観光客は構えることなく癒されたりする。ばあちゃんじいちゃんたちが縁側でおしゃべりしてたり将棋してたり、花を活けていたり、子どもたちが路地で蟹獲ってたり、柿を干してたり、そんな生活風景に癒される。

人の流れができると、やっぱり『観光』が優先になってしまう。内子晴れもきっとそうなってる。生きるために稼ぐために、自分たちの中では良かれと思っていろいろなことをしている。しかし、それが町並みとって、どのような効果があるのだろう?ましてや住む人たちにとってどういう影響があるのだろう?必ずしも人がたくさん来る仕掛けを作ることが正しいわけではない。

町並み保存

岡田さんと一緒に町を歩いて気づかされることは多い。 『暮らす』ということがどんなことなのかを知っていくことは大事だと思わされた。軒先に一つ一つの飾るものの意味や価値を知ることだったり、その上で一つ一つ細かい配慮をしていくことがとても大事で、ほんとその細かいことが積み重なっていき、結果的に内子の価値を上げていく。

建物を残すだけじゃなく、人への配慮や暮らし事態も残していく受け継いでいく、それが町並みを保存していくということなんだと。そしてそれが結果的にお客さんが内子に癒されていくことになり、来る人が増えていくのだろう。

倉敷をはじめどこか生活感がなくテーマパーク化している場所とは違う観光の形であり、保存のあり方の本質なのではないだろうか。それが内子の保存地区が評価されてきたところなんだな~。

住民レベルに目線を置くためには?

とはいえ、観光ありきで見ると来客数も減ってきてるし、お客さんがお金を落とす場所がなかったり、まだまだ課題も多いし、いろいろな事例からみても足りてないことは多いだろう。しかしそういう視点でものごとを考えると、どこか上から目線で物を申してしまう。上から物事を見てしまう。

もしかしたら自分もその一人なのかもしれないし、うちの会社もそれにあたっていたのだと思う。その目線ではそこで暮らす人たちとは分かり合えないだろうし、お互いが近寄りがたい関係になってしまうような気がする。

岡田さんはこんなことも言っていた

田舎の人特有の田舎コンプレックスがあり、硬い言葉や難しい言葉は聞いてもらえないこともある。言葉を変換するといい

例えば

【観光→おもてなし】【景観→みだしなみ】 とやわらかくすると聞いてもらえたり。

相手の目線になって考えると、言葉の選び方、言葉の使い分けってものが大事になっていく。

これが相手目線になることでもあり、コミュニケーションをとるってことなんだな~って思った。

“そこに暮らす人の目線”に近づくためにも『暮らすということにアンテナを張ること』、『そこに暮らす人たちとよりコミュニケーションをとっていくこと』自分はまずはここから再度始めてみようと思います。

さいごに

コロナなどいろいろなことがあり最近になってようやく自分の未来のことを考えないといけないに所にたどり着いた(おそすぎ泣)。自分の未来を考えるにも、町の未来を考えないといけない。どこか他人事から自分事になってきた。前にも言ったけど、田舎の良さというのは人が少ないから一人一人の力がもつ影響が本当に強い!苦手な勉強だったり、言葉にすることだったり、自分が成長しないと、町の成長も少し遅くなるって思ってきた。苦手なこともがんばりましょう、楽しみましょう!

今が20代だったらな~なんて思うこともありますが、今が30代だったらな~って40を超えたとき思わないように、もう少しちゃんと行動していこうと思います。ってわしは一体誰になんの宣言をしているのだろうか。

ではまた(笑)