11月14日と15日の両日、愛媛県地域おこし協力隊・自治体職員交流研修会が松山観光港研修室にて実施されました。県内16自治体から、14日が47人、15日が52人の参加がありました。
ロジックモデルのワークショップを実施
初日の研修は、有限会社エムエム・サービスの代表取締役の三好崇弘氏による、「ロジックモデルワークショップ」を実施。「課題」「協力隊」「自治体」にそれぞれ3つの設定を用意し、それをチームで話し合って一つずつ選択肢。そうしてできあがった課題に取り組みました。
課題を言語的に可視化し、明確化しながら把握するグループワークで、先だって行われたキャンディを渡すアイスブレイクも効果的だったようで、和気藹々と活発に意見が出ていました。
協力隊活動の振り返りと棚卸し
二日目の研修は、協力隊と職員にそれぞれわかれ分科会を実施しました。協力隊分科会では、協力隊活動の振り返りと棚卸しを行い、抱えている課題や悩みなどをグループで共有。きちんと言語化して伝えることの難しさと大切さを感じていたようでした。
他の地域や他のミッションで活動しているからこそ、課題や悩みに対するアドバイスや課題解決方法などのアドバイスもでき、それぞれが今後の活動への参考になったようでした。
課題解決方法は地域の外でも見つけられる
協力隊をはじめ、移住者は時として地域の中で孤立した感覚に陥りやすいこともあります。しかし、地域を超えた同僚ともいえる仲間が協力隊には存在し、そこから課題解決の糸口になることも多くあります。愛媛県の地域おこし協力隊は、自治体を越えて横のつながりを多く持っています。今回の研修でも1日目の夜に交流会が開催され、新たな仲間との親睦を深めていました。他の仲間の活動から刺激を受け、自身の活動の原動力のひとつとなってもらいたいと思います。