思いをかたちにするために。

こんにちは。連日の日直えひめ暮らし、山口です。

今日は先日行われた、地域おこし協力隊OBOGによる「地域を活性化するためのコーディネート術」ワークショップの様子を報告します。

地域づくりコーディネートゲームって??

ゲームの企画・監修は、徳島大学准教授 田口太郎さんと、中越防災安全推進機構/ムラビト・デザインセンター 阿部 巧さん です。

研修では、「地域づくりコーディネートゲーム」を使用しました。このゲームは地域づくりに必要な「コーディネートする」ということを、ゲーム感覚で疑似的に体験するプログラムです。

地域の実情を理解したうえで、地域にある資源や人材を活かし、身の丈にあった活動をどう組み立てていくのか?を考えます。こうしたことをシュミレーションすることで、地域の人材の活かし方や、活動をコーディネートするなかでどのような働きかけをしていったらよいのか?を体験的に学ぶ、アタマの体操。全国の地域おこし協力隊の初任者研修などでも、取り入れられています。この日の講師は、全国研修も担当している認定ファシリテーターの、当法人副代表の鍋島さんと、参事の本多さんが担当しました。

自分たちだけの仮想集落をつくろう

まずは、集落カードを引いて、カードから連想される集落像をイメージしていきます。「この世帯数と高齢化率なのに、役場が近いのは・・・島かな?」「インフラはどうなっている?」「どんな施設やサービスはあって、ないだろう?」色々な意見を交わしながら、出てきたものを絵にしていきます。

20世帯、高齢化率40%~60%。役場が近い。未婚率高い。それって、どんな町でどんなことに困っているだろう??
実際に集落を絵にしていくことで、町の様子も、そこに住む人たちの輪郭が浮かび上がってきます。

集落に飛び出そう。

そして、カタチづくったまちに飛び出していきます。地域に入ったからこそ出会える情報や人の設定もあり、そこから小さいステップを踏んでいきながら、あーだこーだ言いながら、いろんなアクションを起こしてリアクションがかえってきての繰り返し。まさに、地域おこし協力隊として地域にはいっていくプロセスを視える化していくのです。

架空の島、鬼三島。ブランド塩の塩田が広がる風光明媚な島。想像しすぎて、こんな島、行ってみたくなりました!!

失敗あり、思わぬ成功あり。

活動のプロセスをグラフに表していきます。勝手に山に入って怒られたり。町のおばあちゃんの一言から、地域がひとつになっていったり。最初に想像できなかった沢山のできごと、小さな可能性の芽をじっくりじっくりと育んでいくプロセス体験。遠回りが近道だったり、正解はひとつではないし、失敗した時が成功の一歩だということも。2つの班のプロセスの発表をして、半日の研修はあっという間に終わりました。あらためて、地域で活動するにあたって大切にしたいことの気付きがありました。現役の地域おこし協力隊も、実際地域の飛び込んでいくタイミングなので、参考になったのではないでしょか?えひめ暮らしネットワークでは、これからも様々な研修や交流の場を企画していきますね。

参加してくださったみなさん、お疲れさまでした!!また、みなさんのいろんな報告が聞けるのを楽しみにしています。