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こんにちは。
運営スタッフのフジオカです。
えひめ暮らしネットワークでは、現在、南予に新しくできる拠点の整備に追われています!
COWORKING-HUB nanyo sign(南予サイン)は、えひめ暮らしネットワークの移住相談窓口も併設したコワーキングスペース。(オープン日、プレオープン日ももうすぐ決まりますよ!)
といっても中予にいるフジオカは、地理的にも遠いためあまり関われていません・・・。「いいなー、羨ましいなー」と思いながら進捗をたのしみにしています◎
ということで今回は、話題の新拠点のコワーキングスペース「nanyo sign」ではなく!
東温市にある多世代交流拠点「横河原ぷらっとHOME」をご紹介します。
多世代交流拠点「横河原ぷらっとHOME」
ぷらっとHOME、ご存知ですかね・・?たぶん、知らないですよね。
横河原商店街の一角にある空き家をリフォームして、平成28年3月にオープンした拠点施設です。(なんと、もう5年前!)伊予鉄横河原線の終着駅「横河原駅」より徒歩1分くらいのところにあります。
「多世代交流拠点」という名前が付いているように、さまざまな世代の人々が誰でも気軽に立ち寄れる” 地域の家 ”、新しい交流やアイデアを生み、広げていく” 地域活性化の拠点 ”というコンセプトのもと運営されています。
ぼくも、移住当初からスタッフとして関わらせていただいています。
内観は、こんな感じ。今年度は、床を改装してヘリンボーン調に。また、飲食店営業許可を取得して、ドリンクの提供もはじまりました。
フリーwifiもあり、飲食物の持ち込みもOK◎
地域の方々がぷらっと立ち寄りおしゃべりをしたり、さまざまな教室やワークショップも開催されています。
最近では、お一人での読書やちょっとしたワーキングスペースとしての利用も増えてきました。
※東温市移住・定住支援ポータルサイトでも紹介されています。施設情報など詳しくはこちらをご覧ください。
コワーキングスペースと多世代交流拠点の両立はできるか?
ぼくがこの施設に関わるようになってから考えていたのが、地域の交流スペースとしての機能と、ある程度排他性のあるワーキングスペースとしての機能の両立です。
横河原ぷらっとHOMEは、基本的に誰でも入れる公共のフリースペース。
ですので、放課後や休日にゲームや宿題をする子どもたち、集まって俳句会や手芸教室をするご高齢の方たち、子どもを連れて休憩する主婦の方たち、静かに仕事や勉強をする大学生や社会人・・・、利用者の層は、ほんとうに多種多様です。
ただ、多世代交流拠点とはいえ、やはり世代に偏りはあり、20~30代の利用は少なかったです。そこで「コワーキングスペース」的な利用もできたらなー、と考えていました。「地域づくり」という視点からも、この世代の交流が生まれることは大事だと思います。
近年、徐々に「コワーキングスペース」という言葉も一般的になり、コロナの影響でさらに「働く場所」については見直されていますよね。
コワーキングスペース(Co-Working space)といえば、その言葉の通り「共同で仕事をする場所」。月額で利用料を支払って、共同で使用するオープンな場所を借りる形が一般的です。フリーランスの方などが、固定費を抑えて仕事場を確保することができ、さらに新たなコミュニティに加わり、プロジェクトが生まれるきっかけになるというメリットもあります◎
そういった意味では、フリースペースである公共施設でも同様のメリットがあり、仕事の場として社会人世代に利用されることで新しい交流や地域活性のきっかけとなるのではないかと思っています。
ぷらっとHOMEは、基本的に開館時間は10時から18時なのですが、今年度は夜の時間にも数日間のみ試験的に開館。読書や勉強、仕事をされる方にも、ゆっくり利用していただきました。
定休日や開館時間外の運営の仕方も、ひとつのポイントではないかと感じています。SNS等での告知の仕方や開館時間によって、異なる世代に知ってもらうきっかけになりました。
多世代交流拠点とコワーキングスペースの間のような場所
大人が仕事をする“コワーキングスペース”でもなく、子どもたちの集う“児童館”でもなく、趣味の集まりの場である“公民館”でもない、コーヒーを注文して長時間滞在する“カフェ”でもない。
横河原ぷらっとHOMEは、そんな説明のむずかしい「多世代交流拠点とコワーキングスペースのあいだ」のような場所です。
曜日や時間帯によって利用者さんの層やニーズは異なるため、自然とそうなっているのかもしれませんね。すべてのニーズに応える運営はむずかしくもあり、そこがおもしろいところでもあります。
地域づくりの仕事をしていると、皆さんも各地で拠点施設の運営に関わることが多いのではないでしょうか?
それは山の中であったり海がそばにあったり商店街の中であったり、子どもと関わったりおじいちゃんおばあちゃんと関わったり、さまざまかと思います。答えのようなものは見つかりませんが、迷ったときは「あいだ」を意識するということも役に立つかもしれません。
新しくできる「COWORKING-HUB nanyo sign(南予サイン)」も、どんな場所になるかたのしみですね。