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日直えひめ暮らし、鍋島です。
梅雨入りした四国ですが、晴天時には夏かと思うほどの暑い日が続きますね。今日は、ぼくの独特な生き方ともいえる多業のなかみについて、少しご紹介をしたいと思います。
波乱万丈だったレモンの栽培
晴れ間の続く大三島ですが、今週の後半からはまた雨模様となりそうなので、昨日はレモン園地に肥料をやる作業を行いました。レモンは薄紫の綺麗な花をつけるのですが、その花の時季も終わり、すくすくと実が大きく育っています。3年前の就農直後に2連発の寒波の影響を受けて壊滅的な被害を受けた、ぼくの農園のレモンたち。完全に枯れてしまった木もたくさんありましたが、半分以上は復活しつつあります。みなさんにとびきりおいしく安全な無農薬レモンをお届けできる日が待ち遠しく思います。
地域のなかとそとを繋ぐゲストハウス
また、経営しているゲストハウス「さかりば」には少しずつではありますがお客様の予約が入るようになってきました。ゲストハウスは本格営業開始の年に西日本豪雨災害、そして今年はコロナ禍。融資も受けてお金をかけたのに、なんで立ち上げからこんなに苦しい思いをしなければならないのかと嘆きたくもなりましたが、なんとかたくさんの人たちに支えられて営業を継続できています。ぼくのゲストハウスはなんだか曖昧な場所で、時には研修会場として、時には集落の飲み会の会場として、時には奥様たちの集まる場所として、と色んな用途で使われています。家でもなく、でも限りなく家に近い存在としてのゲストハウスは、地域のなかとそとが繋がる場所になっています。
コンサル、ファシリテーターなどなど、地域の外へ出かける仕事
レモン畑は寒波被害、ゲストハウスは豪雨災害にコロナ。こんなに苦しい状況を救ってくれていたのは、島の外に出向く仕事の存在でした。もともと地域づくりに関するコンサルや、ワークショップのファシリテーターに興味はあったのですが、生業とできるほどの技術も知名度も皆無でした。しかしながら、地域おこし協力隊時代に培ってきた人脈のおかげもあり、現在では様々なお仕事を、年間すこしずつではありますが依頼を受けるようになりました。この小さな仕事はバカにできないもので、金額以上に人脈の広がりや経験値、知識を蓄え続けることができ、現在のぼくを形成するのに欠かせない要素でした。地方に住む人間が現場感を持ちながらしっかりと他の地方の地域づくりに関わることの価値と重要性を認識できた仕事でもあります。
大三島は盛集落の総代場使丁という役職
ぼくは、大三島の最北端にある盛という集落に住んでいます。そこで、集落の長である総代のお手伝いをする、事務局のようなポジションの役職を頂いています。地域おこし協力隊終了後に依頼を受けた時は、集落からぼくへの熱い信頼を感じ、感動したことを今でも覚えています。年間を通しての集落行事に関わることも多いため、集落についてかなり詳しくなってきました。年俸としては大きな金額ではありませんが、それでも、この集落の自治会費からお金をいただくことに感謝しています。
そして、えひめ暮らしネットワークの副代表
あれやこれやと色んな生業をもちながらあくせく生きてきたぼくですが、今年からは一般社団法人えひめ暮らしネットワークの副代表を務めさせてもらっています。地域おこし協力隊や移住者のフォローアップを目的としたこの組織の副代表になれたことに、ホントに」感謝しています。これまではどうしてもワンマンプレーが多く、それはそれで好き勝手できる楽しい生業が多かったのですが、チームで仕事に取り組むことに憧れも感じていました。組織に属し、運営する立場にたつのは初めてなのですが、ほんとうに面白く有意義に仕事に取り組めているなぁと実感しています。大三島の盛集落という自分の地域に寄り添う一方で、愛媛のためにしっかりとこの組織の役割を果たしていきたいと思います。みなさまも、ご要望などあればぜひ教えてくださいね。
想定外の多業という生き方
そんなこんなでたくさんの生業を持ちながら生きているぼく。この生き方はまったくねらって形成したわけではありません。ある意味、運が良かったとも言えるかもしれません。でも、間違いなく言えることは、運がよくなるように生きてきたからこその現在があるということ。好奇心をもって色んな世界に飛び込み、持続性をもって地域に残り、柔軟性をもって自分をコントロールし、楽観性をもって地域に暮らし、冒険心をもってチャレンジする。このあたりのことは計画的偶発性理論というキャリアデザインの考え方を後付けで参考にしていますが、まさしくぼくの生き方そのものだと思います。想定外を楽しんで、思いっきり自分の人生を生きてみる。まぁ苦しいこともたくさんありますが、笑えていたらそれで万事幸せなのです。みなさんも、ぜひ自分らしさを活かしたえひめライフを送ってくださいね。