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憧れの古民家暮らし。
みなさん、こんにちは。えひめ暮らしネットワークの千々木です。
しまなみ海道の端に位置する大島に移住して4年目になるのですが、3年間は地域おこし協力隊として教員住宅に住んでいました。最初は、地方に移住するのに住宅なの?と思ったものの、暑さ寒さもエアコンで対応でき、虫もそこまで出ず、快適な住宅暮らしでした。
教員住宅は協力隊の期間限定の住まいだったので、活動と並行して行っていた家探しにより、3年目に入ったころに空き家を紹介してもらいました!
ちなみに紹介してくれたのはわたしが席を置いていた役場の支所の職員さん。支所の職員さんはほぼ島の人だったので、一番身近な地域住民でもありました。
後ろにおにぎり型の山、前には田んぼ、という、のどかな景色の中にあるお家です。
空き家になってからは数年たつものの、今治市内(陸地部)から定期的に管理に通われていたというだけあって、古さのわりに状態の良い家をお借りしています。
わたしはこりおり舎というお店も古民家で営んでいるので、古民家2軒持ち状態。
店舗の方は購入した上、店舗にするために改修をしたのであちこち状態確認をしていました。
それでも、許可申請のタイミングで浄化槽の人槽数でひっかかり上下水を繋ぐことになったり、床下の白アリ被害がひどかったり、床が傾いていたり、想定外のトラブルは数えきれないほどありました。
住まいの方は、賃貸なこともあり、住めればOK、という感じで多少の不便さは目をつぶっていたのですが、先日、事件が起きました。
井戸の寿命って?
見せは上水をひいたものの(大島はわたしの住む吉海町は今治の玉川ダムから、宮窪町は大三島の台ダムから水をひいています)、住まいの方の家は井戸水オンリー。水道代が下水代のみなので助かる~なんて思っていたのです。
が!
先日の夜、水道を使っていなくても井戸の音が鳴りやまなくなり、おそるおそる覆いを外してみると盛大に水漏れ!
老朽化したタンクに穴が開いていました…。
慌てて大家さんと店の改修でもお世話になった島の水道屋さんに連絡。翌朝水道屋さんに見てもらうと、井戸ポンプの交換が必要とのこと…。
その週のうちには新しいポンプに交換してもらい、今は快適に暮らしていますが、一時的に水道なしの生活に…。店の方にお風呂などがあったので事なきを得ましたが、なかなか大変でした。
水道ポンプは20年も使えば寿命とのこと。考えてみれば当然のようなことなのですが、全く想定していなかったトラブルに、とても焦ってしまいました。店の井戸も時間の問題では…とびくびくしつつ、想定できないよりはましか、と思っています。
憧れだけでなく確認が必要。
地方移住というと付いて回る家探し。憧れの古民家暮らし。やったことのないことの確認事項を上げるのはとても大変です。
わたしも家探しをしている時、同じように移住してきた方々にどこを見たらよいか聞いて、
「屋根はお金がかかるよ」「雨漏りのあとを見つけたら注意!」
なんて聞いていたのですが、それでもまだまだ気にしてなかったな、ということが起きています。
移住や家探しの時は、ぜひたくさんの先輩移住者の話を聞いて、しつこいくらい確認して、よいえひめ暮らしを実現しましょう!
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