変わり続けること、変わらないこと。

 こんにちは、西予市の山口です。

 今朝の室温は5度。お山の朝はまだ肌寒いです。今は春の土用、体調を崩しやすかったり、肝臓のデトックスの時季とも言われています。気温や環境の変化を受けているカラダをいたわりながら、次の季節に向かう準備をしたいですね。

 私の生活や仕事場にも、新たな変化があります。今年4月に設立された、一般社団法人「西予市移住定住交流センター」でもお仕事させていただいています。センター所属の協力隊も松山市から移住をしてきて、新しい職場を一から作り上げています。オフィスは西予市米博物館。宇和盆地を見渡せる開放的な場所にあります。西予市は海抜0メートルから1400メートルある、市が丸々日本ジオパークに認定されている県で2番目に大きい市。とにかく広大!!

この日は屋外スペースで、西予市移住定住交流センターの仲間でランチタイム。
雑巾がけレースのできる長い廊下のある木造校舎をリノベーションした施設にオフィスが。利き米ランチや自家焙煎珈琲がのめるカフェやシェアオフィスや物販スペースもあります。 http://komehaku.jp/

5つの町(三瓶・明浜・宇和・野村・城川)それぞれの風土や暮らし、そこで生きる人たちの魅力を伝えられたらいいなと思っています。移住も定住も交流も、そこで暮らす人の幸せの先にあるはず。この場所でずっと住み続ける人も、これからここにたどり着く人にとっても、何かちょっと日々に楽しく、うれしい瞬間が増えること。どんなことができるだろう。いろんな人と意見を交わし協力しながら、ひとつひとつ形にしていきたいです。

 コロナウィルスでの自粛の中、宇和の町並みや商店街でもテイクアウトが始まっています。【ギャラリー喫茶池田屋】さんでは、羽釜で炊いたごはんと旬の山菜や野菜のお弁当。(おにぎりのちえ)というおにぎり5個200円テイクアウトの取り組みは、お昼にお留守番でお腹がすいている子供たちのためにはじまりました。いっぱい食べて元気に育ってね。 いつも店の前を元気にランドセルをしょって通学する子供たちを見守り続けてきた、渡邊千枝さんの優しさを感じます。

店内も雰囲気あってのんびりくつろげます。不定期で展示会やイベントも行われています。https://www.facebook.com/uwaikedaya
はがまごはん、きんぴら、うるい、おからオムレツ、タケノコわらび煮、栗コンフィ入りポテサラ。お味はあっさり健康的、でも充実の品数です。旬をいただけるよろこびを感じます。

  同じ町並みの重伝建をリノベーションした【卯之町バールoto】でも、人気のメニューもテイクアウトできます。そして、同じ宇和の仲間と共に、人気メニューをレトルトに商品開発。クラフトビールもテイクアウト出来るように。松山のクラフトビール「DD4D」をはじめ、全国な希少な品揃え。お酒大好きな私は万々歳です!!雰囲気の良い店内でいだだくのもいいけれど、ゆっくりと味わう料理もいいですよね。私は週末に備えて宇宙ビールとレトルトカレーを購入。

 

卯之町の町並みの中にひときわ目立つベンガラ色の建物が【卯之町バールОTО】
偶然ランチを食べに来ていた、元地域おこし協力隊現ジオパーク推進室職員に遭遇。宇宙ビールと共に。人が集まる灯台のようなお店なんです。 店舗や商品情報はこちらから。https://www.facebook.com/unomachi.bar.oto/
地元の牛肉を使用した地産カレー。私はいつもこのキーマカレーとバターチキンカレーのあいがけをお店ではオーダー♪

店主の藤川朋宏さんは、せいよ地域おこし協力隊のОBです。私の地元の町配属だと知ったのは、実は東京の北品川での伊予市の協力隊イベント会場に、一緒に参加していた彼に遭遇したのがきっかけ。そのころ東京のシェアハウスに月の3分の1住んでいた私。地域の私の知り得たい情報は、東京で知るという不思議(笑)。それから5年、今まで西予市になかった新たな場をつくり、営みつづけ、そこに暮らす人日々を豊かにしてくれている、そんな素敵な先輩です。

みんなそれぞれ違う、それでも同じ経験でつながっている。

  今から5年前のことなのですが、もうこの時には、えひめ暮らしネットワークの運営メンバーの本多さんや矢間香奈さんにもお会いしてたから、ご縁って不思議だなと思います。 それぞれの立場や住む場所が変化しても、また新たなかかわりの中で、つながっている。きっと皆さんにとっても繋がりや交流のきっかけがうまれるのが「えひめ暮らしネットワーク」「地域おこし協力隊」なんだろうなと思います。年齢や性別やキャリアに関係なく、関わりがもてること、いろんな価値観にふれさせてくれること、それぞれの地域で同じ「地域おこし協力隊」として活動した経験で、分かち合えることがある。43歳のいま、こんなに幅広い人たちと色んな経験ができるなんて考えてなかった。えひめに帰ってくる選択肢として、協力隊を選んだことはある地域だけと関わる以上の「カンケイ」ができました。車で走れば通る場所にいる協力隊のことを思い出し、テレビや新聞に取り上げられるみんなの活動をみると嬉しくなるんです。

#hijikawagraph で検索してみてください。大洲市唯一の現役協力隊で肱川地区で原木椎茸を育てる中野さんの活動が知ることが出来ます。
えひめ暮らしネットワークの窓口がある愛媛地域政策研究センターにも各地のポスターが。みると思いだすのはやっぱり人。どうしてるかな?元気かな?

コロナが変えたこと、変わらないこと。

今までに例のない、全国での活動自粛。これから元にはもどれない新しい時代に突入するような気がしています。変化にしなやかに適応していける為に、新たなスキルを習得したり自分や環境をアップデートしていくことも必要。そしてゆらぐ環境の中でも変わらない価値観で自分を大切に生きることも必要。オンラインの便利さ、オフラインのぬくもり。変わり続けること、変わらないことの中で、ホリスティック(全体性)をもって、人生をカスタマイズしていくことが今なのかもと思っています。その選択が心地よいものであるように、どの肩書きでもお手伝いできることはきっと沢山。さぁ、どんな未来を創っていけるのか?頭と心と手と足使ってひとつづつ。自分のために、そして誰かのために。