地域に住む人の言葉

日直えひめ暮らしの本多です。
もう明日で今年も半分終わってしまうんですね~。早いなぁ。。。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で色々なことが例年通りにできない状況が続いてますね。

ボクも例年、4~5月の夜は会合ばっかで、夕食を家族と一緒に取れる日が週に1~2日あればいいという生活が何年も続いてますが、今年はほぼ毎日家族と一緒に夕食を取れました。
その代わりと言ってはナンですが、色々な総会や役員会などが「書面決議」となり、毎日のように色々な資料が郵便で届き署名捺印をして返送しないといけないということに追われてました(^_^;)

季節の移ろいは進んでいる

催しや会合が軒並み中止となり、なかなか時間の経過を実感しにくい生活が続きますが、自然とは律儀なもので着実に季節は進んでいます。
田んぼの稲は分けつが進みしっかり根を張り成長を進めているし(相変わらず手が追いつかず草もガンガン成長しております。。。)、手伝いにいっている農業法人では、びわの収穫も終わり柑橘の第一次摘果がはじまってます。

紅まどんなの摘果。既に柑橘の爽やかな香りがします。

収穫だけじゃない

地方に移住してきた人や、過疎地に着任した地域おこし協力隊の方々は、こういった季節感を都市部で暮らしていたときよりもより多く実感する機会があるんじゃないかと思います。
それは恐らく自然のもの、そして自然の上に成り立つ農業や漁業といった一次産業と身近に接しているからではないでしょうか。
農家さんのがんばりを日々目にしているからこそ、その生産物がより愛おしく美味しく見え、色んな方に勧めたくなりますよね。
その過程では、もしかしたら今まで思いもしなかった時期に思いもしなかった苦労がたくさんあったことに気付いたのではないかと思います。
灌水・剪定・摘蕾・花落とし・摘果・袋掛け・消毒などなど、収穫だけではないたくさんの季節季節の仕事。

それは甲子園の大舞台で活躍する高校球児のうらに、何年も泥だらけで練習を積み重ねてきたそういった下積みがあるかのようです!(←ナゼ自分のスキなハナシに転換スルノ?w)

地域のインターフェイスとして

そういったスーパーでものを買うときにパッと見えてこない部分を、そこにある魅力を、自分の言葉で伝えられる、これって産地に住む人だからできることじゃないかと思うわけです。
特に移住した方や地域おこし協力隊の発信力は大きいし、皆さんの声を聞きたい方も多いので「外の人は自分を通して地域をみている」「中の人は自分を通して外から来る人をみている」という意識をしっかり持っていただくと、また言葉にも説得力が出てくるってものです。たまたま農作物の話から入ってきましたがそれだけでなく様々なことに言える話。

とはいえ、そんなに仰々しく構える必要もないと思います。思ったまま、感じたままの感動や気持ちを声に出していくということが大事だと思います。そこに相手や地域を思いやる気持ちが少しだけ加わればもうサイコーですね☆