ぜひ大三島のことを知って、足を運んでみてください。

今治市地域おこし協力隊 池田 貴充さん

愛媛県で活動している現役地域おこし協力隊による、活動紹介ブログ、今回は今治市大三島Uターンし、地域おこし協力隊として活動する池田貴充さんです。

 大三島は大山祇神社サイクリングを中心とした観光地の賑わいと、自然の豊かさが共存する島です。近年は移住者も増え、新旧様々な飲食・宿泊施設があります。農業の六次産業化や世界的建築家・伊東豊雄さんの取り組みなど、多方面で注目を集めています。観光や移住でお越しいただける方をひとりでも多く増やしたいです。

大三島分校を地域で支える活動

 私の母校でもある愛媛県立今治北大三島分校は、全校生徒100名に満たない島唯一の小規模校です。

 島内の小中学生も年々少なくなり廃校の危機に直面する中で、近年は生徒が中心となり、地域活性化や学校魅力化、部活動などに取り組み、大きな成果を挙げています。島の後輩たちが在学当時からは信じられないほど活躍していたり、地域ぐるみでOB・OGの皆様が支援されていることを知り、自分も地元に戻るのであれば何かお手伝いしたいと考えていました。

 現在、私は『大三島分校振興対策協議会』の一員として、地域の皆様と共に分校をサポートしています。全国から生徒を募集している中、私を含む地域のメンバーで主に寮生の夕食管理を担当。週1~2回の夕食提供やご協力者の募集のほか、生徒の見守りや受け入れ体制構築など、学校と連携して活動しています。地域の皆様も快くご協力いただける方ばかりで、本当に感謝するばかりです。

 それらの活動の延長として実施したクラウドファンディングでは、全国から目標金額を大きく上回るご支援と温かいご声援をいただきました。

『島にたったひとつの高校を守る 地域で活躍する大三島分校を支援したい!』

繋いでいただいたバトンを繋ぎたい

 世界的建築家の伊東豊雄さんが塾長を務める『伊東建築塾』との協働や、大山祇神社参道のボランティアガイド、日本遺産・村上海賊の調査研究など、大三島分校生はたくさんの地域活性化活動に取り組んできました。大三島を紹介する冊子「私たちの大三島」「大三島お仕事図鑑」は全ての作業を生徒が行い、市の移住相談でも活用されています。写真部は『写真甲子園』への出場をはじめ数々の賞を受賞、ボート部も全国大会への出場を決めました。島内外から集まった生徒の皆さんが、大三島で充実した高校生活を過ごしています。これからも分校を地域に残し続けていけるように、人生の糧になる高校生活を大三島で過ごしてもらえるように、皆様と協力してサポートできたらと思います。

 大三島には、若者からご高齢の方まで活発な方がたくさんおられます。先生・生徒、地域、OB・OGの皆様がいたからこそ、今、僕はその輪の中に混ぜていただけています。その他の仕事も、元から頑張っておられる方がいるからこそできることばかりです。0から1を生んだようなことは何もありません。皆さんに繋ぎとめていただいたたくさんのバトンを、また次の世代に渡していきたいと思います。

小さくて大きい島

その他、以下のような職務に取り組んでいます。

◎島内飲食店マップ作成・ウェブページ更新

◎婚活イベント企画進行

◎情報発信・SNS活用

◎移住交流推進

◎その他諸業務

 サイクリストをはじめとする観光の皆様に向けて、大三島の飲食関係のお店をまとめたマップを発行しています。今も続々と新しいお店がオープンされており、新店はウェブページにてご紹介しています。

『ぐるぐる巡る大三島グルメマップ』

 令和4年2月には島内のいちご農家さんと「いちご狩り×婚活」を開催予定です。12月13日(月)より『えひめ結婚支援センター』HPにて受付開始していますので、お気軽にご参加ください。

*新型コロナウイルスの感染拡大状況等により中止の可能性があります。

 大三島にはたくさんの魅力があります。

 日本一に輝いた猪肉や、産直市の様々な柑橘類有機農家さんのおいしい野菜、ロケーション抜群の宿泊施設や豪華なお食事、キャンプや釣り、マリンスポーツなどのアクティビティも充実しています。

 大三島は、小さくて大きな島だと思っています。島の中にある数えきれないほどの魅力をひとりでも多くの方に伝え、観光や移住で足を運んでいただきたいです。

 それがみんなの帰る場所を守ることに繋がれば、言うことはありません。

今治市HP:https://www.city.imabari.ehime.jp/
大三島分校HP:https://ohmishima-h.esnet.ed.jp/
ぐるぐる巡る大三島グルメマップ:https://kamiura-omishima.localinfo.jp/pages/3042941/posts