ささやかな、しあわせ。

日直えひめ暮らし、山口です。
今日も1時間半のドライブをしながら、窓口まで出勤です。

最近は”Spotify”で、今日の気分でミックスリストを作成して出発します。どんな曲を選んでるかで、今の心持ちもわかるし、何よりうきうきしてくる。朝から自分を”ごきげん”にすることを始めると、滑り出しがいい1日になるなぁって思います。

あなたは何をしているときがご機嫌ですか?

女性の移住者希望者の方のご相談にのる機会が増えました。

『移住したら○○がしたい』という夢や願望から、『うまくやっていけるだろうか?』といった不安まで。

漠然としかイメージできない、そんな時には、

◎やりたいことリスト

◎不安やもやもやリスト。

まずは書き出してみると、どんどん『あなたにあった相談』にのれると思います。

ぜひ、書き出すことをおススメします。

それと同時に、あなたにとっての「ささやかなごきげんポイント」も探ってみてほしいのです。

花のある暮らし。これは都会にいるときからのごきげんポイントでした。もっぱら、最近は花を買うのではなく、積みに行きます。野草やおのれ生えの花を。それを母と私は「花泥棒に行く」と言っています。この花は久しぶりに買いました。ピンクッションといいます。

風と水。

私は、ひんやりとした水に触れるのが好き。水を使う家事がすき。お洗濯やお風呂や、食器洗い。水を流しながら掃除をするのが好き。だから洗い桶がおけるくらいの広めのお風呂場が好き。簡易水道で山水を引いて使う、今の暮らしが好き。雨の日は濁るし、大雨の後は葉っぱが詰まって水が来なかったりしても、じゃぶじゃぶの気持ちよさはたまらない。

そして、のびのびできる環境が好き。隣の家同士が密集していなくて、風通しがよくって、洗濯物を一気に干せるのが好き。そよぐ衣類たちの合間の山々を見るのが好き。外出や出張が続いても、この時間で ”自分自身に帰ってくる” ような気持ちになります。ふふふ。

そんな自分だけの「ごきげんでいれるコト」って何ですか?それってなぜ?

その中にも、あなただけの譲れない移住のためのポイントが潜んでいる気がするんです。

日々の「○○<○○」

虫が苦手な人にとっては、わが家は大変。

自宅のベランダにはいろんな死骸が転がっているし、蜘蛛の巣が顔にぶわーっとかかったりもします。

命をまっとうされました。

快適なだけじゃないですね。でも、生き物と生きているんだなーって思えたり、家の中の蜘蛛はゴキブリを食べてくれるから、感謝感謝!もう家が家族だけのものじゃない同居者だらけの夏 (笑) 。

だから、「虫と暮らす<解放感があって自然に近い風通しのいい家」って、いう自分だけの尺度もできてくる。

「じぶんだけのものさし」

で計るものをみつけていく作業を楽しめると、移住の過程も、移住先でも、充実した時間がやってくるのではないでしょうか?

あとね、ちょっとづつ慣れたり、変わったりするんです。ものさしって。だから、今の自分では「ありえない!」のかたくなさの巾着はゆるむ可能性もある。そのことも、頭の片隅においておくといいかもしれません。

畑に出ると、いつのまにかアリが手をはっている。何もしなければ一生懸命這っているだけ。

ささやか=暮らし

にわか雨のあとの夕焼け。大好きな夏色のひとつ。

移住したあとでも、人生には、悲喜交々いろんなことあります。環境を変えれば解決することもすごくあるけど、変えたことでストレスが増えることもあります。

社会活動のなかで、ストレスを感じやすいのは「転職」「引っ越し」じゃないでしょうか?さらに「移住」となるとライフスタイル…暮らし方も変化するのです。はじめてのことに直面するし、人間関係や関わり合いも変化します。そんな時に、自分の気持ちを支えてくれるのは、暮らしの中にある「ささやかな幸せ」だと思うのです。(もちろん、現実的な仕事やお金のことも自身の支えとして大切です!!!)

何をみたい?どうしたい?

結局「移住」は、”自分自身や暮らしを共にする人とのこれから”に向き合っていく機会でもあると思います。

その過程で、住む場所を変えなくても景色は違って見えるかもしれないし、踏み出すきっかけになるかもしれない。自分が人生をよりよくしていくために自分に向き合うこと。自分で変えていくこと。その姿勢と過程が美しい。セラピストとして人に向き合う日々で、今までの仕事や出会いを経て、私はそう感じるようになりました。

自分を知り、誰かの力を借りる。そうしながら「自分らしさへの道のり」を味わってもらえたらいいなって思っています。その都度変わりつづける、新しい自分との出会いを。

さあ、あなたは今日やこれから何をみて過ごしますか?

そして、どうやって自分をご機嫌にしますか?